有名なペルシャのじゅうたん

ペルシャというのは猫にもいますが、中東の一つの国をあらわす古い呼び方です。かつては帝国があり、強大な力を持っていました。その頃のペルシャのレリーフにはすでにじゅうたんが貢物として登場しています。当時から敷物としてだけではなく、壁に飾ったり、テーブルクロスとしても使われていました。古代ペルシャ時代に手織りされたもので現在でも残っているじゅうたんは約2500年前のものです。ペルシャのじゅうたんはとても美しい美術工芸品の一つで、主に羊毛や綿が使われています。また絹でできたものもありますがこちらは高価で希少なため、じゅうたんではなく、壁に飾るものとされていることが多いです。羊毛や綿で作られたものはとても丈夫で踏んでも毛が寝てしまうことがほぼありません。しかも毛が切れてしまうということもないので、使い方によっては80年から100年ほどもつものもあります。

それに触媒技術をしっかり駆使して色を染めているので、使われて年数がたてばたつほど色艶が増して日焼けもし、味わい深い色になっていきます。毛足が短く、ほとんど毛先にしか汚れがつくことがないので手入れをする時は1年に1度くらい、よくしぼった濡れたぞうきんで濡らさない程度にササッと拭けばいいです。漂白剤などは使わず、水だけでするのがポイントです。どうしても取れない汚れがついてしまったら専門のお店に相談し、クリーニングをしてもらうのがベストです。このじゅうたんに関しては一般のクリーニング店に出すことは避けたほうがいいです。機械のブラシでこすられてしまい、ダメになってしまう可能性があるからです。色の濃いものをこぼしてしまった場合はこすらず、ペーパータオルなどで出来る限り吸い取る感じにしてください。最近は床の暖房がついている家も増えてきています。ペルシャ製のじゅうたんならば、そういう場所でも安心して使うことができます。縦糸にパイルの糸を結びつけて織っているため、のりを使っていないので乾燥してバリバリになってしまう心配がありません。デザインに躍動感があって天然の染料を多くつかっている織りムラがない古いじゅうたんが良いものなので、そういうものの一つを見つけ、お部屋に敷いて長く愛用するのがおすすめです。

またもし部屋に敷かずにしばらくしまっておくようならば、防虫剤を入れて紙で巻き、目張りをしておいてください。大切に扱っていれば、お子さんやお孫さんの代までもつ財産になります。